脱原発をめざす北電株主の会とは

私たち「脱原発をめざす北電株主の会」は、北電に原子力発電所を停止してもらうことを目指している株主の会です。 東電が福島第一原発の破局的事故を起こして賠償金を払いきれずに存亡の危機に立たされていることを知り、原発というものがとんでもない危険な発電方法であることを知って、北電には、原発事故を起こす前に、原発を廃炉にしてほしい、という思いでこの会を始めました。

原発から手を引くことは、北電の経営をリスクの少ない健全な姿に戻すことであり、必ずや株主の利益となるでありましょう。この思いは株主の多くの方々に共有していただけると考えております。

近年になって地殻が活動期に入っていることは、地震が頻発していることでお分かりのことでしょうが、地震学者は、泊原発のあたりにも大地震がおきる可能性が高いことを警告しています。そんな危険な場所で原発を動かすことは危険きわまりないことではありませんか。もし泊原発が運転を続け、泊が大地震に見舞われたら、北海道はどうなるでしょうか。食料基地が壊滅してしまうことになるでありましょう。人間が住めない地域ができてしまうでしょう。 そして、北海道電力株式会社は、東電と同じような哀れな結末を迎えることになるでありましょう。

他の電力会社株主会の動き

  • 東電株主会では、402名の会員(40万3千株)が原告となって、取締役たちを相手に、5兆円を越す損害賠償を要求する刑事告訴をしており、その賠償金を被災者の支援に振り向けようとしており、6月14日には第1回公判が開かれます。
  • 関電の株主会は128名で、原発を再稼動させて、もし事故を起こしたならば、東電の場合と同様に取締役個人個人に対して損害賠償を求めることになるので、そのリスクを十分考慮したうえで、再稼動の判断をするように、という警告書を3月に提出済み。私どももおなじような警告書の提出を準備しております。
  • 東北電力は261人(35万株余)で脱原発をめざす株主提案を提出済み
  • 四国電力は3万6千株の株主で脱原発をめざす株主提案を提出済み