第12号議案 取締役解任の件
▼議案の内容
ブラックアウトの責任をとって取締役全員を解任する
▼提案の理由
昨年(2018年)9月6日に発生した全道のブラックアウト事故は,全道民の安全・安心を脅かし,酪農業の
みならず多くの産業界に甚大な損害をもたらした。この事故の根本原因は,道民の安全・安心を軽視して,営
利追求を優先させてきた本会社の経営姿勢にあったと指摘せざるを得ない。すなわち発電単価の安い巨大発電
所を1か所に集中して建造し,電力需要の低い深夜に集中して発電させた経営姿勢にあった。このような経営
姿勢を策定し,押し進めて来た経営陣には,道民の安全・安心を任せることはできないので,本会社会長を始
めとするすべての取締役の解任を求める。
○取締役会の意見
取締役会としては,本議案に反対します。
各取締役は,経営全般にわたる諸課題に的確に対応し,当社の事業発展のため,法令及び定款に従い忠実に
職務を遂行しています。
平成30年北海道胆振東部地震に伴う大規模停電については,社内外の検証結果を踏まえて策定した「アクシ
ョンプラン」に基づき再発防止に取り組んでいます。実施状況を四半期ごとに確認し公表するなどPDCAを
継続し,電力の安定供給や適切な情報の発信に向けた体制を強化していきます。
したがいまして,解任を求められる事由はありません。